実務者研修とは何か。初任者研修との違いと、介護福祉士までの最短ルート
訪問介護の事業所を経営していると、採用面接で必ず聞くのが「今どの資格まで持っていますか」です。介護の資格は積み上げ式で、順番と役割が決まっています。
3つの段階
- 介護職員初任者研修(130時間):入口の資格。訪問介護で身体介護に入るには、これが最低ライン。
- 実務者研修(450時間・初任者研修修了者は320時間に短縮):中間の資格。医療的ケア(喀痰吸引等)の基礎、介護過程の展開など、現場で「任される側」になるための内容。
- 介護福祉士(国家資格):実務経験3年以上+実務者研修修了で受験できる。
つまり、介護福祉士を目指すなら実務者研修は避けて通れません。逆に言うと、実務者研修を終えた時点で「介護福祉士の受験資格まであと実務経験だけ」の状態になります。
経営者側から見て、実務者研修で何が変わるか
- サービス提供責任者(サ責)を任せられる。 訪問介護でサ責になれるのは、介護福祉士か実務者研修修了者。初任者研修だけでは就けません。事業所にとってサ責は要なので、実務者研修修了者は採用で優先されます。
- 任せられる仕事の幅が広がる。 計画作成・利用者宅の初回対応・新人の同行など、「現場を回す側」の仕事。
- 処遇(給料)に反映されやすい。 資格手当の有無や額は事業所ごとに違いますが、資格を要件にしている加算や配置基準があるため、無資格・初任者研修より評価されるのが一般的です。
取るタイミング
働きながら取る人が大半です。通信+通学(スクーリング)の組み合わせで、通学は数日〜十数日。振替ができるか、テキスト代が受講料に含まれるか、修了後の就業でキャッシュバックがあるかなど、スクールごとに条件が違うので比べて選んでください。
スクールの比較と申込の入口は介護のまとめページに置いています。