ファクタリングの手数料を「年率」に直して考える。使っていい場面・悪い場面
ファクタリングは、売掛金(請求書)を専門会社に買い取ってもらい、入金日より前に現金化するサービスです。融資ではないので負債にはなりませんが、手数料は融資の金利よりかなり高いのが普通です。ここを年率に直して考えないと、判断を誤ります。
計算式
年率換算 = 手数料率 ÷ 前倒しする日数 × 365
例:手数料5%で、本来の入金日より60日早く受け取る場合 5% ÷ 60日 × 365 ≒ 約30%/年
同じ5%でも、30日の前倒しなら約61%、90日なら約20%。前倒し日数が短いほど年率は跳ね上がります。手数料の絶対値だけを見て「安い」と判断しないことです。
2社間と3社間
- 2社間:自分とファクタリング会社の間だけで完結。取引先に知られない代わりに手数料は高め。
- 3社間:取引先も合意する形。手数料は低めだが、取引先に「資金繰りに困っている」と伝わる。
手数料率や対応の可否は会社ごとに違うので、公式サイトの条件を必ず確認してください。
使っていい場面
- 入金予定表で「この谷を一度越えれば戻る」と分かっている
- 融資の実行が間に合わない(審査に数週間かかる)
- 入金までの日数が短い(年率が下がる)
使ってはいけない場面
- 毎月使わないと回らない(=構造的な赤字。ファクタリングでは解決しない)
- 手数料率を1社の言い値で決めようとしている
- そもそも入金予定表がなく、谷の深さが分かっていない
選び方
複数社の条件を並べることに尽きます。一括で見積もりを取れる窓口を使うか、2〜3社に同じ請求書で見積もりを出して比べる。手数料率、入金までの日数、2社間か3社間か、この3点を横に並べれば判断できます。
比較の入口になるサービスは経営者向けまとめ「資金繰り」に置いています。